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ぐるぐるふくいのメンバーが大学院の授業に参画
産学官連携本部が実施している、大学院生対象の授業「産業創成工学PBL」は、産総研デザインスクールをマネジメントしている、人間拡張研究センターの小島一浩主任研究員らが授業を担当しています。12月の授業では、循環社会に対する潜在ニーズの探索をテーマに12月9日~1月27日まで6回のワークショップ形式で展開します。
第1回目の12月9日は、フクミラの循環型社会の形成に向けた骨子を学んでもらい、ぐるぐるふくいの実行委員会のメンバーでもあった株式会社ソリッドラボ 代表取締役CEO 黒田悠生氏をゲストスピーカーに、同社のこれまでの活動を話してもらいました。黒田さんは本学の卒業生でもあり、現在は海洋ゴミに焦点をあて、再生プラスチックの事業などを行われながら、廃棄プラスチックをアップサイクルする環境啓発活動など、循環型社会に寄与するために、アウトリーチ活動も積極的に行われています。
授業では、海洋ゴミの現状と、海塩が付着したプラスチックの回収や処理の課題などが話されたあと、小島主任研究員から黒田さんの潜在ニーズを探る、質問形式のワークショップが行われました。黒田さんには、大学院生から「もっとも人生で大切にしていることなど3つを教えてほしい」等の質問がなされ、黒田さんは、悩まれながらも、「家族を大切にしていて、そのなかでも困りごとをどうやって解決できるか、考えてそれができたらうれしい」と話され、日常的な課題をひとつ、ひとつクリアされていくことが事業にも通じていくという潜在ニーズを垣間見せてくれました。
次回、12月16日には、同じぐるぐるふくいの委員の一人であった、株式会社ラコームの代表取締役社長の織田研吾氏が、地域企業として取り組んでいる資源循環の取組み事例を紹介します。授業の最終の1月27日には、ゲストスピーカーらからの学びをまとめて発表します。
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