0%

フクミラNEWS

フクミラの活動紹介記事、
活動報告をご紹介します。

ぐるぐるふくい2024に2000人が参加

11月16日(土)、17日(日)に開催した「ぐるぐるふくい2024」には2日間で延べ約2000人が来場しました。

このイベントを実施することが目的ではなく、完全循環型繊維産地モデル、資源循環社会モデルを創出するためにまずは、「衣・食・住」に関わる県内外の企業が、「作って、使って、棄てる」の一方通行ではなく、「作って、使って、戻す」サイクルをぐるぐる回す、みんなで考え、みんなで未来の姿を描く対話を進めるため、「ぐるぐるふくい2024実行委員会(委員長:本拠点 米沢 晋PL)」を発足したところからスタートしました。

 この実行委員会は、福井大学が提唱するフク(繊維製品)の未来を創るプロジェクト「フクミラ」(福井大学COI-NEXT事業(JST))の概念のもと、福井県民や福井に集う人々が、積極的にこの完全循環型の繊維産地モデルの構築に関わり、未来の服のあり方や循環型を意識した衣食住の探索を行うために集まりました。実行員会の13の企業・団体等を中心に5月から数え切れないほどの対話や繊維関連企業への訪問を重ね、気づけばこのイベントには約30の企業が、フクミラの概念に共感して下さり参加していただけました。

 実行委員で新栄商店街の店舗といろいろご調整いただいたFLISMO株式会社 宮田耕輔氏のブログ:ふくのみらいを考える(※ぜひイベントや町の雰囲気がわかるのでご一読ください!熱量により12000字あります。)によると、イベントを実施した新栄商店街は戦後の闇市から始まったそうです。通称・駅前と呼ばれる電車通りからは裏に入ったエリアになりますが、新栄商店街は小さくても個性あふれる店舗が並び、なんだかほっとする商店街です。平成26年には、本学の工学部・建築建設工学科(現:都市・環境工学科)の学生らが福井のまちなかにある新栄商店街に焦点をあて、商店街に隣接する低利用の駐車場をまちの賑わいづくりに活用しようと「新栄テラス」と銘打って、賑わいの場を創出しました。このテラスは誕生するまでも、福井市をはじめ、商店街や学生らが不動産の課題や市民の意向調査などを重ねて、重ねて街に馴染ませてきたものです。

 多くの人の知恵と長い歴史を刻んでてきたこの商店街、そして新栄テラス。新たなムーブメントのひとつとして、第1回となるぐるぐるふくい2024のワークショップを未来のファッション業界に飛び出していく、啓新高校生や繊維産業を変えようと立ち上がった仲間とこの空間を共有できたことは感慨深いものがありました。今回、この場からまた新たな未来に向けて、動きだした「ぐるぐるふくい Produced by フクミラ」。

 どうかこの”ぐるぐる”を止められることなく、大きなぐるぐるとなって街全体が成長し、繊維のまちから循環型社会モデルを形成することで、フクミラの3つ目の願い「幸福な世界」を形成していければと思います。

ぐるぐるふくい イベントリポート

ぐるぐるふくいの様子を動画でまとめました。ぜひ、ご覧ください。

前の記事

記事一覧に戻る

記事一覧に戻る

TOP NEWS

お問い合わせ

フクミラの活動に興味がある方や、
フクミラの技術開発等については、
下記のボタンをクリックし、
E-mailでご連絡ください。