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ぐるぐるふくい2024開催【ワークショップ編】

11月16日(土)10時から、「ぐるぐるふくい2024」を福井市の新栄商店街で開催しました。福井大学フクミラは啓新高校 ファッションデザイン科の2年生32名とリボン端材をつかったワークショップを出展しました。将来、繊維・アパレル業界を目指す、生徒たちに繊維産業に関わる人々の思いに触れながら、また自分たちが使う生地などをどのように有効活用するかを実践してもらう場として、同高のファッションデザイン科の水間康乃学科長と話合い今日の日を迎えました。同高の生徒は福井市の繊維企業から提供されたリボン端材を使用したリボンバッジ「ロゼット」づくりを通じて、韓国・釜山の高校生と交流活動(https://fukumira.hisac.u-fukui.ac.jp/news/133/)を行っており、研修旅行のなかでもっとも印象的な経験と目をキラキラさせて語ってくれました。このワークショップを「ぐるぐるふくい」で行い、来場者にアップサイクルを経験してもらう機会を創出しました。また、本学大学院生がSDGsコンペティションで受賞した「繊維端材をつかった恐竜貼りえ」のコーナーも出展し、県内外の親子連れに体験してもらいました。もちろん、フクミラのパネル展示もありました。「フクミラ」projectを話ながら、高校生と楽しいワークショップを開催できました。

このワークショップでは啓新高校ファッションデザイン科の学生2年生32名が2日で午前と午後に分かれて、幅広い世代の来場者と一緒に恐竜貼り絵やロゼットを作りました。なかでも東京から来られた家族連れはこの恐竜の貼り絵に福井らしさを感じたうえに、繊維産地であるということを知っていただくことができました。

また、1日目のワークショップでは羽水高校2年生の竹原詩乃さんが課題探求グループのメンバーを代表して、フクミラの課題研究である「超臨界染色」について、本学の工学部繊維・先端工学講座の廣垣和正教授の研究室で行った実験などをまとめ、ポスター発表を行いました。竹原さんは高校の課題探求型授業で、環境問題に取り組んでいる技術を探していたところ、福井大の超臨界染色に関する新聞記事を見つけ、廣垣教授の研究室にアクセスしました。

 本学の研究室で染めた超臨界染色の布と水系染色の布それぞれで福井県のキャラクター「はぴりゅう」のぬいぐるみをつくり、超臨界染色と水系染色の違いに触れてもらいました。発表時には、同じ羽水高校OBであるソリッドラボの黒田さんが駆けつけてくれ、竹原さんの発表を見守ってくれました。竹原さんは、発表で繊維産業の現状と、世界の水が産業でどのような用途があるかなどをまとめ「発表は緊張したけれど良い経験になりました」と話してくれました。

こうしたワークショップの会場で高校生らがそれぞれに貴重な体験の場とできたことが次のフクミラにつながっていくのだと実感しました。

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