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水の代わりに二酸化炭素を使用した超臨界流体脱色技術で100%に迫る脱色率を達成
繊維産業の構造変革の一手へ
本学産学官連携本部は、福井の豊かな産業とくらしを支えてきた繊維産業を未来に続くものとするため、フクの未来を創るプロジェクト「フクミラ」を推進しています。この度、本事業の研究開発課題のひとつ、水を使わない染色「超臨界流体染色」技術で染色した繊維を使い、世界で初めて100%に迫る脱色を実現しました。(2024年9月30日に特許出願【特願2024-171507(日本)】)この研究成果により、染色したものを脱色し、また染色して再利用することが可能になり、繊維産業の構造変革の布石になることが期待されます。本研究成果は10月23日に記者レク形式で発表し、本事業説明を米沢PLから、課題研究1を担当する繊維先端工学講座の廣垣和正教授が研究内容について説明しました。
※本研究は、本学大学院工学研究科廣垣 和正教授と本学産学官連携本部 堀 照夫客員教授(株式会社サステナテック代表)らがNEDO先導研究プログラムで得られた成果をJST共創の場形成支援プログラムで発展させたものです。